行政事務標準文字の実装用フォント

DWPI明朝について

 デジタル広域推進機構では、国が整備する「行政事務標準文字」の実装用のフォントであるIPAMJ明朝の派生フォント「DWPI明朝」を公開します。また、「行政事務標準文字」全体を容易に検索できるシステム「Deluxe文字選択(MJ+対応)」を併せて公開します。

文字同定作業等にご活用ください。

DWPI明朝について

【DWPI明朝の特徴及び留意事項】

 DWPI明朝フォントは、IPAMJ明朝フォントの派生プログラムでISO/IEC 10646に準拠したTrueTypeベースのOpenTypeフォントです。

DWPI明朝フォントは、IPAMJ明朝フォントから「行政事務標準文字」の未実装文字のグリフを削除し、デジタル庁が作成した「追加文字行政事務標準明朝フォント」のグリフを私用領域に追加したものになります。

 また、DWPI明朝フォントの追加機能として、戸籍の正字等の一部の文字を追加しIVS等に割り当てています。変体かな濁点文字は、合成文字のほかIVSに割り当てています。そのため、本フォントファイルでは、収容する文字字形がISO/IEC10646において規格化されるまでの期間に、当該文字字形をフォントファイルに実装した形態で提供することを目的に、暫定的な措置としてISO/IEC10646の第0群第16面の一部の文字符号位置を使用しているとともに、IVS等に暫定的に文字を割り当てているため、本フォントファイルが示す文字符号位置を前提にした情報交換を行う際には、ISO/IEC10646の規定に従い、当事者間の私的な合意が必要となります。

 また、デフォルトグリフは、JISX2013:2012互換に変更していますので、正しい字形を表示させるためには、該当の文字はIPAMJ明朝フォントの実装したUCSではなく、実装したMoji_Johoコレクションの符号位置を使用することが必要となります。

【DWPI明朝フォントにおける追加機能】

・一部の文字を追加

行政事務標準文字にはないが、戸籍の正字等になっているなど現在使用可能な文字の一部を追加しています。これにより、行政事務標準文字に文字が追加されるまでの間等に、該当文字については暫定的に文字を使用することができます。

・変体かな濁点文字のIVSへの割り当て

変体かな濁点文字は合成文字のほかIVSに割り当てています。これにより、該当文字については合成文字を使用することなく変体かな濁点文字を使用することができます。

・デフォルトグリフの変更

デフォルトグリフをIPAMJ明朝からJISX2013:2012互換に変更しています。これにより、JISX2013:2012互換フォントとして使用することができます。

【行政事務標準文字との互換】

 DWPI明朝フォントにおける追加機能を使用しない限り、行政事務標準文字と符号位置は互換性があります。追加機能を使用する場合は、「DWPI明朝変換表」に従えば、いつでも行政事務標準文字に変換することができます。なお、デフォルトグリフは実装したMoji_Johoコレクションの符号位置を使用することで、符号位置を変更する必要がありません。

【DWPI明朝追加文字属性辞書(暫定版)】

 国が整備する「行政事務標準文字」の文字属性辞書が公開されるまでの間の暫定措置として、追加文字行政事務標準明朝フォントの属性辞書を暫定的に設定した、DWPI明朝文字属性辞書(暫定版)を提供します。あくまで暫定版ですので、使用にあたっては自己の責任において使用するようにしてください。

【ライセンス】

「IPAフォント」は、IPAの登録商標です。「DWPI明朝」はIPAMJ明朝の派生フォントですので、使用にあたっては「IPAフォントライセンスv1.0」同意いただく必要があります。

「追加文字行政事務標準明朝フォント」はデジタル庁が作成したフォントです。使用にあたっては追加文字行政事務標準明朝フォント「ライセンス」に同意いただく必要があります。

deluxe文字選択DWPI明朝2.0版

【deluxe文字選択DWPI明朝2.0版の特徴】

 deluxe文字選択DWPI明朝2.0版は、MS-ACESSベースの行政事務標準文字を横断的に検索可能なソフトウェアです。

 行政事務標準文字の文字を入力するためには、読み、画数などで該当文字を検索して特定しなければなりません。しかしながら、文字属性辞書が公開されなければ、検索することは困難です。

 そこで、追加文字行政事務標準明朝フォントの属性辞書を暫定的に設定し、それを元に検索できるようにしてあります。また、関連文字を設定し、ある程度近い文字でグループを作ることで、曖昧な検索でもある程度文字を特定できるようになっています。

・読み、画数、部首など文字属性で検索可能

・似た文字一覧から選択可能なので、検索が容易。

・IVSバリエーションも表示可能

ダウンロード

DWPI明朝フォント

DWPI明朝フォントは、IPAMJ明朝フォントの派生プログラムでISO/IEC 10646に準拠したTrueTypeベースのOpenTypeフォントです。

DWPI明朝フォントの使用または利用に当たっては、添付の「IPAフォントライセンスv1.0」及び追加文字行政事務標準明朝フォント「ライセンス」に定める条件に従ってください。

DWPI明朝フォントを使用し、複製し、または頒布する行為、その他、「IPAフォントライセンスv1.0」に定める権利の利用を行った場合、受領者は「IPAフォントライセンスv1.0」に同意したものと見なします。

DWPI明朝フォントを使用し、複製し、または頒布する行為、その他、追加文字行政事務標準明朝フォント「ライセンス」に定める権利の利用を行った場合、受領者は追加文字行政事務標準明朝フォント「ライセンス」に同意したものと見なします。


【IPAMJ明朝に置き換える方法】

DWPI明朝フォントをアンインストールし、IPAMJ明朝フォントをインストールしてください。

ダウンロード:DWPI明朝  DWPI明朝002.zip

DWPI明朝追加文字属性辞書(暫定版)

 国が整備する「行政事務標準文字」の文字属性辞書が公開されるまでの間の暫定措置として、追加文字行政事務標準明朝フォントの属性辞書を暫定的に設定した、DWPI明朝追加文字属性辞書(暫定版)を提供します。あくまで暫定版ですので、使用にあたっては自己の責任において使用するようにしてください。

ダウンロード:DWPI明朝文字属性辞書(暫定版) 

deluxe文字選択DWPI明朝2.0版

Deluxe文字選択(MJ+対応)操作説明書

 使用にあたってはMS-Access2013以降もしくはRunTime版2013以降がインストールされている必要があります。

ダウンロード:Deluxe文字選択DWPI明朝2.0版 

同梱 Deluxe文字選択.zip 、DWPI明朝フォント2.0版、行政明朝3.00版、IPAMJ明朝、追加文字行政事務標準明朝フォント 

行政明朝フォント

行政明朝フォントは、IPAMJ明朝フォントの派生プログラムでJISX0212に準拠したTrueTypeベースのOpenTypeフォントです。字形およびコードポイントは住基ネット明朝互換となっています。

私用領域15面にIPAMJ明朝フォントでIVSに割りあてられているグリフを再配置することにより、IVSの使用できない環境でも文字情報基盤で定義されておるグリフをすべて使用することができます。

また、住基ネット明朝互換とするため、一部ハングル領域に文字を割り当てており、標準規格とはなっていないため、クローズな環境での使用を推奨します。

行政明朝フォントの使用または利用に当たっては、添付の「IPAフォントライセンスv1.0」に定める条件に従ってください。

行政明朝フォントを使用し、複製し、または頒布する行為、その他、「IPAフォントライセンスv1.0」に定める権利の利用を行った場合、受領者は「IPAフォントライセンスv1.0」に同意したものと見なします。

【IPAMJ明朝に置き換える方法】

行政明朝フォントをアンインストールし、IPAMJ明朝フォントをインストールしてください。

ダウンロード:行政明朝  行政明朝3.00.zip

お問合せ

デジタル広域推進機構では文字に関するご相談を受け付けています。